あとべ薫通信 vol.29
◎市政改革、政治の信頼回復について
私ごとですが、政治家だった叔父の故亀谷博昭がよく孔子の論語から引用していた言葉を思い出します。孔子の弟子が政治の要諦とは何かと質問したところ、孔子は「食糧が豊かで(民生・経済)、軍事力が十分でなければならず(国防)、民衆が信じて従わなければならない(政治への信頼)【足食足兵民信之矣】」と答えました。そしてその中でも政治に対する信頼が最も大切だというのです。2500年も前の中国春秋時代の政治思想である示唆に富んだ言葉は今の時代に深く考えさせられるものがあります。
その当時の私は、学生またはサラリーマンであり、叔父の活動を手伝いながらも他人事のような感想しかありませんでした。その後仙台市では、ゼネコン汚職事件や国会議員の選挙違反など事件が相次ぎ、政治不信の払拭は重要な政治課題になりました。仙台市政はそれらの歴史から学び、事件の教訓を活かした市政運営や透明感ある議会活動により、市民から信頼される政治への取り組みが今なお求められています。
しかしながら先般の市長によるタクシーチケット問題は、大変残念な事件であります。市長個人の問題に留めるべきではなく、市民への説明や再発防止策など、さらなる信頼回復の道を、我々市議会も歩まなくてはなりません。
仙台市長選挙が施行される7月に向けて皆様のご意見を伺いながら、これからの仙台市政がいかにあるべきかを考え続けてまいります。
◎今後の市政課題、地域の防災と福祉について
地震国である我が国は、近い将来に大きな被害をもたらす地震災害が発生すると考えられています。ご存知のとおり、宮城県沖においては30年以内に99%の確立で起こると言われています。
今日の我が国の社会は、急速な少子高齢化社会の到来や、世界規模の経済不況などによる社会構造の転換期にあり、地域社会においては人口減少による停滞感の広がりや、経済基盤が衰退するなど多くの課題を抱えています。多くの自治体財政は税収が伸び悩み、国からの地方交付税や補助金減額による歳入不足が顕著であり、歳出面では扶助費や公債費などの義務的経費の増大傾向に体質転換が追い付かず、住民福祉の低下が懸念されています。しかしながら地震災害への対策は重要性が増す中で、これからの地域社会における効果的な解決策、活性化策はあるのでしょうか。
私は、これまでの日本の地域社会に見られてきた相互扶助の精神や、世代を超えた支え合う意識などを背景にした防災組織や防災活動と、これに加えて個人の防災力向上などが地域活性化への資源になるのではないかと考えます。つまり日常の防災活動は、地域の高齢者・障がい者福祉活動と密接に関係しており、地域福祉向上に効果的な資源になると同時に、住民間のコミュニケーションにも有効ではないかと考えます。この観点から、今後地域の各種防災活動がもたらす効果を政策へ反映できないかを検討していきたいと思います。
2009年4月 地元町内会の防災訓練
INFORMATION
■臨時議会が開催されました。
仙台市の臨時議会が5月28日木曜日、29日金曜日の2日間の予定で開催されました。この議会で議員提案による期末手当の改定(削減)について審議されるました。
■仙台市議会の定例会も引き続き予定されています。
平成21年仙台市議会第2回定例会が開催されます。6月9日火曜日から24日水曜日まで、日程は未確定なので、傍聴などのご希望の際は仙台市議会のホームページ等で確認ください。
仙台市議会のホームページ
■仙台市長選について
仙台市長の任期満了に伴う選挙は、7月12日告示、同26日投票の予定です。
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